2010年3月19日
22.2.22.
平成22年2月22日….この日、世の中では”2”が横並びにキレイに並ぶ
”記念すべく日”として、ある種の盛り上がりムードがあがった中で、ある
1つの企業が消えてなくなった…池袋の東口という一等地にその店はあり
ました。物作りを仕事や趣味としているひとなら、きっと一度はお世話に
なったことがあるのではないでしょうか。東池袋に住まう私も、何度とな
くお世話になりました。西武百貨店がポイント地点だとすれば、池袋の東
側に確かな貫禄で多くの人に長く愛されていた『キンカ堂』さんだったと
思います。先週、お店の前を通り、シャッターが降りて締め切りになって
いるので??と思ったら…『そういうこと…』とても残念に思ったのは私
だけではなかったようです。降ろされたシャッターいっぱいに、キンカ堂
ファン&顧客の皆さんの、感謝のメッセージや惜しむ声の張り紙がずら〜
っと貼られています。そして今なお、通りをゆく人々の足を止めています。
その光景を見るに、何とも言えないものがじわーとこみ上げてきます…
今、世界中が、そして日本も、100年に一度と言われる大不況の波の中に
いる…といいます。それも栄枯盛衰か、一つの時代の流れが終りちょうど
時代の節目にあるのだと思う。そしてもしそれが自然の流れであり、摂理
だというのなら、この押し寄せる波にどう乗っていくのか…これは私たち
一人ひとりすべてに問われているのだ…と痛感します。
こうやって人に惜しまれて消えてゆく”キンカ堂”…残念な結果にはなった
かもしれないが、それは確かに存在したという”証し”だと思いました。
ここからまた新たな形で、新キンカ堂誕生!というように進化してゆく
のではないか(なって欲しいな〜)…と、私もそう願うひとりです。。
2010年…『再生』とか『心機一転』とか、”新しい時代”の幕開けな
んだということを改めて感じます。(それは一個人の私にとっても同様、
一つの生き方が終りこれからの人生後半に向うのだ…と、心新たに身の
しまる思いがします…)