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2010年3月23日

愛する”あなた”へ

『ゆく薬 求めんよりは 常に身の 養い草を つめようとぞ思う』

これは明治天皇のお作りになった和歌です。人は病になってはじめて健康

であることの大切さを思い知ります。私たちの“身体”は一時も休むことな

く働き続けてくれています。そのような身体に、私たちは日ごろ感謝する

こともなく祖末に扱ってはいないだろうか。人は病になってはじめて健康

であることの大切さと、その身によって“生かされている”ということを知

ります。また、その身も究極的には天からお借りしているだけのもの、い

つかはお返ししなければなりません。自分の身体を労ることは天命です。

そして、自分の健康を守るのは任務です。私たちはそのことを肝に銘じな

ければならないと思います。

もしも、今、日ごろの不養生がたたって心身に不調を抱えてしまったとい

う状態にある”あなた”なら、きっとそのことが良く分かると思います。

こんなときどうしたらいいのか…少しづつでも健康な心身に回復するよう

”心”を強く持って、こうして生かされていることに感謝をしましょう。

回りでお世話をしてくれる方々や、こんな自分に関わってくれるすべての

人に感謝して。人は人と助け合って生きています。していただいたのなら

今度は自分がするのです。お世話してくれた方へは勿論のこと、他の誰か

のために、自分の出来ることを尽くしてあげましょう。

心と身体は繋がっています。だから“治すんだ”という強い気持ちが回復の

ための最も大切なことになります。それから、やっぱり前向きに生きるこ

とです。後ろ向きな気持ちのまま、これまでの自分をどんなに後悔しても

そこにはなんの幸せも見つけらません。

きっと、病気になったことも”あなた”に『何か』の氣づきを与えるための

1つのレッスンだと思います。もしかしたら、本当の意味で、あなた自身

『幸せな生き方』をしてこなかったのでは…と、天が問いかけてくれて

いるのだと…私には思えてきます。 …

あなたにとっては、これからが人生の最終章だと思います。

今度こそ、自分も回りも、すべてが幸せな気持ちで生きてゆくこと。。

私はそのことを心の底から願っています。

**

ここでいう”あなた”とは、実は私の父のことでもあります。父の場合、

悲しいかな”天命”を忘れてしまった…と言っても過言ではありません。

自分を愛すること…結果、それは回りのすべての人を愛することになる。

”何か”が邪魔をして、優しく温かな心のanoが自分の中にもあることを、

もっと”素直”に認められたなら…誰も”孤独”を感じることはないのに。

あらためて、そう感じています。