2009年4月9日
感性について
明後日4/10−4/30の予定でロンドン–マドリッド–アテネ–ローマ、
そして再びロンドン経由成田のスケジュールで欧州旅行をしてきます〜♪
これも結婚後はじめて二人で行く海外旅行で、一般でいう「ハネムーン」
になるのでしょうが:)すでにロマンチック&sweetな!? 感覚ではなく。。
主人Luisの両親(家族)はもともとヨーロッパからアメリカへ移り渡った
歴史を持ちます。義父はスペイン生まれ、義母はドイツ&フランスハーフ
という生まれ…マドリッドにはまだ義父の兄弟姉妹の家族が居るわけです。
そんなわけで、お互い一度会えるものなら会っておきたいね!という思い
があって、このタイミングを活用して旅行することにしたのでした。
それで、今日はあれやこれや日本からの”日本ぽいお土産〜!”を購入して
日本酒やおせんべいといった食べ物や、和のデザインや素材にこだわった
風呂敷や”漢字”をモチーフにしたグッズなど :)…それっぽいものを購入。
そう、それっぽいとなぜ言うか? 実は、外人であるダンナの選ぶものと、
私(日本人)の選ぶものの感性が異なるわけです。どちらが正しいとか
ダメとかいうものではなく「見方」「捉え方」「感覚」が違うわけです。
風呂敷のデザインでもS「え〜それ?普通てかダサクね?」と思うものを
L「これ!日本ぽく見えるから、これにする…」てな感じです。
内心私は「そんなものかね?どうみてもこっちのがセンスいいのにな」
と思っているわけです。
食べ物のお土産選びでも「梅干し」や「佃煮」や「漬け物」とか…これは
おいし〜〜いのにな…と思う私の傍らでpickyなダンナの曖昧な意見により
ぜんぶ却下… 確かに、日本特有の珍味となるから好き嫌いはあるよな…
とは思うけど。。(てか それ全部Luisが嫌いなものなだけじゃない の〜!!)
まあ、セレクト品は平均的ではあるのでよしとするか…。
そうそう、よし!とい点で、突然ですけど、日本のデパートの「包装」は
すばらしい。これは世界一「美」&「巧」といっていいと思う。
少なからずの私の海外経験でここ〜〜!と思う包装技術を持つ国は日本を
おいて他には無いです。
過剰包装ということを一旦脇に置いたところで、送る側の心や気持ちを
”包む”という点で日本独特の文化があるのだろうなと思っている。
包装紙のデザインやラッピングの技術を、無料でこれまで美しくこなす
サービスは日本特有のアビリティーだと私は思う。お土産の包装紙をみて
きっとLuisの親族は”キレイ”といって残す気がする…。。
思えば、アメリカのクリスマス。。プレゼントを購入したあとラッピング
ペーパーを購入して包んでいた…ラッピング対応もしてくれるの店もある
でしょうが、日本ではラッピングはmust(当たり前)で、しかもほとんど
は無料サービス。。(一部有料もありですが)
”贈り物”はその物を含め、贈る側の気持ちとその全体感を”包んで”伝える
ものなのよね…受け取った時の感動、開いて感動、食べて(使って)感動…
オープンな外人にはこの包むという感性はどう見えるんだろうな…。
オープンマインドは大賛成!でも包ましやか(慎ましやか)な日本人の?
奥ゆかしさもまた美しいなあ…って、こんなちょっとした違いから感じた
1日でした。って、包む文化=慎ましやかな日本人100%と結びつけては
おりませんが、繊細というのか細かいというのか、表現が難しいのですが、
日本(人)には、確かに独特&特有の豊かな感性があると思うわけです。
また異国の地での生活を体験することで、日本の良さも改めて知れること
になるのかな。色んな国の色んな人の感性に触れてこようと思っています。
それでは、しばしの間異国の地を楽みつつ…行ってきま〜す。