2009年7月9日
聞香にはまる日々…
『聞香』とは、読んで字のごとく香りを聞くということです。
アロマテラピーをする上で、精油の持つ効果効用を学ぶことは基本中の
基本になるわけですが、教科書や書籍に書いてあることを暗記して覚え
ただけではセラピストとはいえません。そんなわけで、私もひたすら勉
強&探求そして実践という道程の中にいるわけで、まだまだ学ばなけれ
ばならないこと満載!ですが、最近改めて、この『聞香』ということの
面白さにはまっています。
万物は波動でできている…というように、精油にもまた固有の波動があり
私たちは自身の感覚受容器(六感)で、それらを感知しているわけです。
聞香の奥深さとは、例えば、同じ香りでも嗅ぐ(聞く)人によって感じ方
が違ったり、また、嗅ぐ人の体調や心の状態が違うときにも、以前その香
りに対して持った印象が変わることがあるわけです。ですから、対するク
ライアントが、今どんな状況にあって、どんなセラピーを必要としていて、
どうアプローチしてあげることが、その人にとって一番いいセラピーとな
るのか…それは当然ながら教科書にはないし、セラピストにとって一生の
課題であり仕事。精油について知ったばかりの頃は、まだまだ知識も浅い
こともありますが、どうしても自分好みの香りを選びになりがちになって
しまいます。だから、日々自分自身を使って検証することはとても大切で
出来るだけたくさんの引き出しを持ち、実践を重ね、経験を積んでゆくこ
とでしか、答えは見つかりません。そんなわけで、今一度1つ1つの精油
について『聞香』をはじめ、香りからのメッセージにインスピレーション
をいただきながら、心を研ぎすましている毎日です。
この『聞香』をやりながらに思ったのは、セラピストは自身がしっかりと
グラウンディングをし自分の中心と繋がること…完全なる宇宙の高次元波
動と繋がり純粋なるレイキの通路となること…というレイキ(マスター)
の極意と重なります。
”すべて”のベースは愛と調和であり、”すべての人”が持っている心・身
そして内なる魂・気・霊性をホリスティックに統合させてゆく仕事…
私自身の人生後半を使って取り組む課題として十分手応えのある世界だな…
と、あらためて自分自身をも聞香したような気分…
これはまた違った意味で、深くはまりそうな聞香といえそうです。